Mr.インクレディブルを観てきました(ネタバレなし)


 たいへん満足。ハウルを2回行くのはやめて、こっちをもう一度観たいかも。

 平日の午後3時ということで、客はガラガラ(自分と女子高生2人組の計3人)だったけど、そのおかげで視野角ギリギリ、スクリーンど真ん中のベストな席で鑑賞できました。本編の前に短編CGアニメ(羊のヤツ)が流れたんだけど、今回はあんまり面白くなかったかも。

 で、本編の「Mr.インクレディブル」 もうちょっとファミリー寄りかと思ったら、想像してたよりマニアックな方向へ偏ってましたね。直接的な残酷なシーンは無いけれど、敵が暴れれば人が死ぬ世界。キャラの表情がとても良かった。(特にインクレディブル夫人とか、敵の秘書とか)

 個人的な感想としては、CGアニメなのに、キャラが「ブレて」たのが、かなり興味深かったですねえ。登場人物の造形が、各場面によって結構ばらつきがあって、油断してるとCGフィギュア顔から、突然血の通った生き生きとした表情が、ポーンと出てきたりするんで、内心ドキドキいたしました。(特にインクレディブル夫人とか、敵の秘書とか)

 手描きのアニメの場合は、担当するアニメーターによって微妙に(あるいは露骨に)クセやニオイが滲み出ちゃってるコトが多いけど、これをCGアニメで体験するとは思わなんだ。たぶん監督や制作スタッフの設定した目標水準が異様に高くて、そこになんとか到達できたスタッフもいれば、できなかったスタッフもいたんでしょう(妄想) でもそういうなんとか高みに登ろうという姿勢がすごく伝わってきて、別な意味でホロリとさせられました。

 内容は盛りだくさん。スタッフのコメンタリー付きで、繰り返し観たい映画です。DVD買わねば。(気が早い)


Posted: 水 - 12月 15, 2004 at 01:49 午前