TUTAYAでモスラ


 図書館の帰りにひさしぶりにTUTAYAに寄った。でも先日まで「連休中・旧作100円」だったため、イナゴの大群が通過した後のように、めぼしい作品はほとんど借りられてしまってた。

 借りる時はいつもきまって旧作4本1050円。新作を借りないのは金銭面の問題ではなく、出不精で翌々日にビデオを返すために外出するのが嫌だから。借りたのは「マグノリア(DVD)」「ミスティック・リバー(DVD)」「モスラ/1961(ビデオ)」「クレヨンしんちゃん・雲黒斎の野望(ビデオ)」自分は放っておくと、シリアス系・サスペンス系・映画賞系に偏ってしまう傾向にあるので、4本中2本は、あえてくだけた感じの作品を選ぶよう心がけてる。本当は「8人の女たち」も借りたかったんだが見送った。

画像・キタイラスト0003

 で、モスラ。これは10代の頃(小学生時代も含む)に2回ほど観ただけだったので、特にドラマの部分がけっこう新鮮だったですね。出演陣もなにげに豪華だし、あと今では考えられないくらいめっちゃ制作費かけてますな、船の見送りシーンのエキストラの数の多さにビックリ。

 あと、この時代のミニチュア建物の精巧さはやっぱ感心しますわ、幼虫モスラに壊されるビルを堪能するだけでもこの映画を借りる価値はありますね。あの崩れ具合の重厚なリアルさったら尋常じゃない。でも反面、成虫モスラに吹き飛ばされるシーンはそんなにたいしたことないです。たぶん大型扇風機の風圧で吹き飛ぶように素材を替えたせいで造形がちゃっちくなっちゃったんでしょうね。

 これも10代の頃に観たっきりなんで、記憶があいまいだけど「ラドン」は同じ町が吹き飛ぶシーンでも、すごく出来が良かったようが気がするんだが・・・。モスラってラドンより前か後かどっちだったけか? ま、あいにくラドンはTUTAYAに置いてないので確かめようもないけど。

 話は変わるが、映画「ハウルの動く城」は、あまり評判がよろしくないようだ。まあストーリがキリモミ状態で空中分解してるので当然とは当然だが・・・。自分なんかは宮崎作品から受け取るものは手に余るほど受け取ってるので、映画の中で新たな発見が3つくらいあれば全然OKなんだけど(あるいは老齢した宮崎駿の変化を愉しむとか)しかし、純粋に宮崎アニメを期待して映画館に足を運んだ観客の目はやっぱ厳しい。

#どうやら、そう評判が悪いってわけでもないらしい。男女差があるようだ。(追記・2004.11.29)


Posted: 水 - 11月 24, 2004 at 11:12 午後