映画「ゴジラの逆襲」で驚いたこと 古い特撮映画って観てるようで案外観ていない。特に僕はゴジラ世代ではないので東宝作品は新しいのも古いのもすっぽり抜けてたりする。いままでDVDレンタルでちょこちょこ借りた作品の中では「ラドン」がいちばん好き。ラドンの建物のミニチュアは重厚かつ精密で、壊れ具合もリアルでとても完成度が高かった。「モスラ」もドラマ、特撮ともに贅沢な作りで結構好き。でもゴジラは映画館で1986年の沢口靖子ゴジラと1989年のビオランテ、あとはリバイバル上映で1954年の初代ゴジラを観たくらいで、28作も作られているのもかかわらず、そのほとんどが未見。たぶん怪獣バトルが好きじゃないんだと思う。怪獣プロレスなウルトラマンは好きなのに変な話だ。
とはいえ自分が生まれる前の古い映画は、当時の役者の古めかしい台詞の言い回しや、みたことの無い風景や風俗を眺めるだけでも十分魅力的。小津映画はセットばかりでつまらないが、その点、円谷映画だと予算の関係上ロケシーンも多く結構楽しめる。 で、今回は1955年製作の「ゴジラの逆襲」(シリーズ第2作)を借りてみたんだけど、驚きました。怪獣の動きが通常のスピード、いや通常どころか早回しになってるんですよ。巨大なものはフイルムの回転スピードを速くして撮影し、映写時に通常の速度に戻すことで時間を引き延ばし、巨大な怪獣のダイナミックさを演出する、ってのが特撮映画の常識(円谷英二の発明?)かと思ってたんだけど、このころはまだその方法論が固まってなかったんですかね? 建物が崩れたり、ダムが決壊したりするところはちゃんとスローになってるんだけど、怪獣単体の演技になると、まるで北村龍平監督「ゴジラ
FINAL
WARS」(・・・未見ですが)みたいに激しく動いてて、重厚な動きに慣れた自分には、かなりな違和感でした。
記憶は曖昧だけど、ずいぶん昔に劇場で観た初代ゴジラのときは、東京の街をゆっくり歩いてたような気がしたんだけどなあ・・・?(記憶違いかしら) 話は変わりますが「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督による「キング・コング」の予告編が公開されてますね。日本での劇場公開は12月だから、どうせもったいぶった映像なんだろうと思ったら、すごい出まくりで笑いました。出まくりどころか、キングコングの他にもいろんなものが登場します。ここまでやられたら観に行くしかないかも。 【今回参考にしたページ】 ・Wikipedia/ゴジラ |
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Total entries in this category: Published On: 4月 30, 2013 03:35 午後 |