画材の旅 消しゴムをかけても薄くならないミリペンが欲しい……
漫画を描き始めた当初は、背景は丸ペンの墨汁でペン入れしてたけど、線が乾くまで次の作業に進めないのと線を引くごとに定規を拭かなきゃいけないのが面倒で、いまでは背景のほとんどの直線部分はミリペンを使ってます。 「ミリペン」とは、ミリ単位の細い線がかけるサインペンの総称です。文房具屋に置いてある 0,1 とか 0.3 とかキャップに書いてあるあのサインペンです。現在の主流は顔料インクを使ったものが多いですね。というかほとんどそれですね。(油性はにじむので除外) で、その顔料インクのミリペンはの耐久性は抜群なんだが、紙の繊維にしみ込む染料系インクとは違い、顔料が紙の上に乗っかってるだけなので、消しゴムをかけるとどうしても線が薄くなる。 多少薄くてもそのままアナログ原稿として印刷してもらうぶんには全然問題ないんだけど、パソコンに読み込んで2諧調化する場合、同じ原稿内の線の濃度が極端に違ったりすると非常に都合が悪いのです。そのまま普通に2諧調化すると薄いミリペンの線がとぎれとぎれになっちゃうし、線が途切れないようにコントラストを調整すると、今度は墨汁でペン入れした線が太く甘くなってしまうのです。非常に厄介だ。 で、結局どうするかというと、強すぎず弱すぎず、ほどほどにコントラストを調整して、それでも途切れてしまった線はPhotoshopの線ツールで修正する……という面倒くさい方法をとってます。しかもPhotoshop7の「線ツール」はいちいちオブジェクト化とかパス化されるので鬱陶しい事この上ない。 ということで、消しゴムをかけても薄くならないミリペンを本腰を入れて探そうかと思っちょる次第です。消しゴム持参で。 |
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Total entries in this category: Published On: 4月 30, 2013 03:35 午後 |