ペンの持ち方の異変 多くの方がご存じのようにペンや鉛筆の持ち方というのは世界共通の「正しい持ち方」っていうのがあるんですが、私は幼少のからずっと「悪い持ち方」で、文章やら漫画やらイラストやらを描いてきました。いままで特に不自由もなかったので「この持ち方で何が悪い」と突っぱねてきましたが、ここにきてなにやら微妙に違和感が生じ始めてることに最近気がつきました。
結論を先にいいますと、持ち方が変わったのですね。「正しい方」に。
私のペンの持ち方は子供の頃からずっと、ペン軸を「3本の指で均等につまんで」動かすやり方で、いわゆる正しい持ち方ではありません。 あまり良い持ち方じゃないなあと思いつつも、物心ついた頃からずっとこの持ち方で文字やら絵などを書いてきたので、この持ち方以外は受け付けなかったんですね。 とはいいつつも、何度か正しい持ち方で書こうと気が向いたときにちょこちょこと挑戦してたりしてたんですが、文字は(読めればいいので)なんとかカタチになっても絵だけはどうしてもダメで、特に漫画のペン入れは特別な指使いをするので、正しい持ち方だと思うようなところへ線を引けずてんで使い物にならない。 と、思ってたのに、ここにきて急に正しい持ち方のほうがラクに書けるようになってたんですね。不思議です。この前も電話しながら無意識に落書きをしていた手が正しい持ち方になってたから、この変化は本物じゃなかろうかと思ってます。 まあ逆をいえば今までの持ち方に違和感を感じるようになったともいえるわけで、もしかするとあまり喜ばしいことではないのかもしれないですね。 さて、漫画家にとって正しい持ち方で絵を描くときのメリットは、今まで苦手だった角度の線やリーチの範囲が広がったことでしょうか。特に右ナナメ上へのリーチは3倍に広がって線もぶれないし重宝してます。 それに、いままでは長時間ペン入れをしていると手が疲れて指が震えたり、その指の震えを押さえるためにペンを握りしめて線がぎこちなくなったり、筆圧が高くなって手首に負担がきたりしてたんだけど、それも軽減してるような気がします。気がするだけなのか本当にそうなのかは、まあもうちょっと続けてみないとまだわかりませんが。 確実にいえることは「ペンだこ」ができる可能性は格段にあがったということですね。 |
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Total entries in this category: Published On: 4月 30, 2013 03:11 午後 |